サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者基礎研修を受けてきました
神奈川県のサービス管理責任者・児童発達支援管理責任者(神奈川ではあわせて「サビ児管」と略すそうです)基礎研修の「演習」に参加してきました。
これにでたあと、2年間の実務経験をへて、実践研修をうければ、サビ児管になれます。
サビ児管の職務は「サービス提供職員への技術的な指導や助言、支援プロセスの管理」であり、子どもの個別指導計画を作ることを指導する大変重要な役割です。
当日の資料厚さ2センチくらいのテキストがつきます。
グループ演習だったのですが、一つの島に6人の受講者、一人のファシリテーター。ファシリテーターが指導をします。私のグループのファシリテーターは普段は就労移行支援をされているそうです。
6人の参加者のバックグランドはさまざまでした。
事例は軽度知的障害を伴う自閉症の成人のようです(診断が明記されていないので推測)
ということで朝の9時半から7時まで「みっちり」演習。
私の視点からはアセスメントが乏しいなというのが第一印象。いえ、「アセスメント」はあるのですが。基本的には本人や家族の希望と、何が今できて、何ができないのかを把握するということが、「研修でのアセスメント」のようでした。もちろん、このアセスメントも重要なので、それは良いと思うのですが、「障害特性」についてのアセスメントが乏しい。
演習なので、自分も意見をいうのですが、ほぼ100パーセントファシリテーターの意見(正解?)とは異なりました。
色々な「問題行動」もある人ですが、ABC分析も氷山モデルも「支援手段」としてはないし、言語理解、言語表出、感覚過敏、変化抵抗、実行機能のアセスメントもなく、用語もでてきません。支援方針についても構造化や視覚支援は話題になりません。この資格は児童も対象なのですが、「発達」についての話題はほとんどでなかったです。
アセスメントにしても計画にしてもWhatの把握が中心で、具体的なhowの検討や障害特性の把握は重視はされていないのかなと思いました。